東洋スチレン株式会社は、電気化学工業株式会社(現 デンカ株式会社)、新日鐵化学株式会社(現 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社)ならびにダイセル化学工業株式会社(現 株式会社ダイセル)のポリスチレン事業統合会社として、1999年4月に営業を開始いたしました。 私たち東洋スチレンは企業の使命として「信頼と技術で身近な生活の未来を創っていく」を掲げ、市場のニーズにあった高品質のポリスチレン樹脂製品を迅速かつ安定的にお客様にお届けすることに努めてまいりました。ポリスチレン樹脂は、多機能を活かし、食品包装や家電製品といった様々な用途で使用され、豊かな社会の生活に欠かせない素材として広くご愛顧いただいています。 近年、海洋プラスチック問題やカーボンニュートラルなど、環境に対する関心が高まるにつれてプラスチックに向けられる要求はますます厳しくなっている一方、プラスチックが必要とされていることも事実です。プラスチックを製造するメーカーの責務として、当社はそれら重要な社会課題の解決に向け、環境に配慮したバイオマスプラスチック製品の開発やポリスチレン樹脂のケミカルリサイクル事業などを実現し、資源循環型社会への適応と温室効果ガスの削減を進めてまいります。 当社は引き続き、品質・安全の確保をはじめとしたコンプライアンス遵守の徹底など、各親会社との連携を深めてCSRに取り組むとともに、SDGsを羅針盤とした経営を進めることで持続可能な社会の実現に貢献し、社会から信頼される企業として更なる飛躍を目指してまいります。今後とも、皆様からのより一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。